漫画三昧~三宅乱丈「ペット」
東京にいっているあいだ、羽を伸ばして漫画喫茶へ。3時間コースでいたのに、いつのまにか、7時間いたっつの。朝の8時になってたっつの。
三宅乱丈は、「ぶっせん」から好きだったんですけれど、初のシリアス連載の「ペット」もとんでもなく傑作。といいつつ、私は途中までしか読んでなかったので、一気読みしました。うおーすげえよ!三宅乱丈!
人と人が感応しあうという現象でおこる依存、慕っているが故の背信、裏切り、相手を思う気持ち、希望をすげー緻密に描いてて。ペットとヤマ親は、決して断ち切れず、コントロールも不可能なつがなりを持っているのだけれど、その設定からして、人のベースとなる親子関係、家族、染み付いた文化や宗教との物語、ともとれる。あまりに自分のコアなところに食い込んでいる、外部との物語、つか。彼らにとって何が一番大事かは、とてもはっきりしていて、それは、ものすごい枷にもなっているけれど、人が健やかな心で生きていくために必要なことを選択の余地がなく、大事にしなければならない、というところで、ぐっとくる。それを裏切ってしまって、自ら壊れていくのが、司。最後の林の行動がのこしたものっていうのが、もーすげいよい。彼らがようやく外に向かって生きられる希望を描き出してる。
今連載中のイムリも、サイキックな設定。この人は、その物語の設定で、もうなんかあらわしてる。SFを通じて人の心を物語るル・グィンに通じる力量を感じます、この人には。秘密の新撰組と、大漁マチコ船は未読。また、違った魅力を味わえそう。読むしかねえ!

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