鳥居みゆきにクリソツなタクシー運転手にあった
容姿ではなく、正確には、鳥居みゆきが演じているキャラクターにそっくりな方でした。
急いでいたので、最初に目に留まったタクシーに乗り込んだのです。運転手さんは女性でした。
私「えーと、○○○までお願いします」
と、いうと、いきなり地図をめくり始める彼女。地図をめくっているものの、なんとなくめくっているだけいう動作で、何か違和感を感じる私は、彼女をついまじまじと見る。ぼさぼさのパーマヘアー。メガネ。40代ぐらい?細身で背が高そう。
私「・・・あのー、まだお仕事日が浅いんですか?(大丈夫かな・・・急いでるっちゅうねん)」
鳥居似「え!あ!はい、二ヶ月ぐらい、フフフっ」
私「急いでるんで、とりあえず出発してください」
鳥居似「ええ、ええ、じゃ、三条通りから」
私「あ、三条からだとややこしいので、丸太町からで」
ようやく発車するタクシー。
鳥居似「お客さん、京都詳しいんですか」
私「え。あ。まあ」
鳥居似「じゃあ、タクシー運転手にすぐなれますね!フフフっ」
このセリフあたりで、なんというか、彼女が、様々な社会の暗黙のルールを静かにぶち破るマレな人物であることに気がつく。
私「あ、はあ、まあ」
鳥居似「西と東とどっちが得意ですか?フフっ」
私「ひ、東かな(スゲー!この質問のありよう!)」
鳥居似「じゃ、嵐山はどうですか?」
私「嵐山はちょっと・・・(うわー!唐突やー!)」
鳥居似「滋賀は?」
私「滋賀もあんまり・・・(最近この人がいって迷ったとこっぽいー!)」
鳥居似「じゃ、丸太町から入りますね、うふふふっ!」
私「あの、今ここ、もう丸太町走ってますけど」
鳥居似「あ、忘れてました、ふふふふっ!」
私「・・・(忘れてたって、その返しーっ!)」
どうも、会話の絶妙なとんちんかんさもさることながら、彼女が語尾につける、なんていうんですかね、おもしろくもないのに笑っている笑い、それが、彼女の突出した有様を決定つけているようでした。あまりのことに、この人の言動のメモを取らねば、と思いましたが、あれよあれよ、という間に目的地は近づき。しかし、その間、ずっとしゃべりっぱなしでした。その会話すべてが、鳥居がかっていました。
私「あ、じゃあここで」
鳥居似「はーい、ありがとうございましたー、おせわになりましたー(棒読み)」
私「!!(お世話になりましたってーっ!状況にあってねーし、まったく感情こもってねー!)」
と、最後のセリフまでハズさない彼女でした。私は鳥居みゆきはすごく好きなんですが、タクシーの運転手としてこのようなキャラの方に会うと、どぎまぎしました。ですが、運転は普通にうまい方でした。あと、鳥居みゆきらしさのひとつには、あの語尾の笑い方にポイントがある、と合点しました。もう一度乗ってみたいです。ヤ●カタクシーです。

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