2008年5月23日

いまさらですが、吉本ばなな

今月の最初のころ、208に連泊していて、208には吉本ばななが何冊もあり、目立っていました。私は読んだことがなかった。けれど、何冊もあったので、おすすめされているようにも勘違いしてみて、読んだ。

良い読書でした。なんだあ。

とかげ、と、ハチ公最後の恋人、を読んで、その中で、主人公が宗教を信心している家族を持つ、という設定があって、私も、宗教については、頭がハゲても仕方がないくらいたくさん考えたので、そんな設定にこころ惹かれました。

簡単に言ってしまうと、主人公は、その、自分が生まれ育った場所から離れるのに、一苦労するけど、なんとか離れていく。その過程が大きなテーマのひとつ。

私は、十年くらいかけてようやく距離がとれてきたなあ、と思う。まだ離れきっていない、混乱した時に吉本ばななを読んでいたら、励まされたかもしれない、と思いました。

そうして、私は何かひとつの考えがまかり通っている場所や、それを信じている人に対しても距離をとってしまう、というか、居心地が悪くなってしまう、という癖があるのだけれど、ようやく、ようやく離れたんですよ、という私の事情をまったく知らず、寝ていたい午前中とかに、ピンポーン、と呼び鈴を鳴らして、あわててうわっぱりをはおって玄関に出ると、真実を伝えようとする、なんらかの使命に駆られた人がたっており、にこやかでさえあって、本当に、本当に、憎らしく思い、お前は私の気持ちを考えたことがあるのか!よおく考えてから、私に失礼のないように出なおせ!と見当違いな罵詈雑言を浴びせたくなるくらいです。浴びせたことはありませんけど。この家に引っ越してきてから、三種類の強い考えをもった方々が、ローテーションを組んでいるように、ウチを訪問してくるので、いつか、うちの前で三組鉢合わせて、お互いをなんとかしようとすればいいさ!と呪いをかけています。

とはいいつつも、三つ子の魂も百まで、私はよくもわるくも、とても宗教的な人間だと思うのですが。

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