2008年2月13日

どっからどうきてどうなってんのー?

 やけどがある生活にも慣れた。やけどの箇所は三箇所あり、損傷し具合が違うのだけれど、それがすっごいがんばってる。我先と先鋒をきろうかという勢いで、見るもいたましかった姿が、修復が進み、新しい皮が張り、古い組織がはがれおちていっている。応援したい。世界中の何に対してよりも、私の傷にむかって声援を送りたい。オーエス!オーエス!

 先週は医者によく通った。ガーゼはいつとっていいのか、痕は残るのか、の話から、何の仕事をしているか、と何度か医者に聞かれ、そのたびに、「水がよくかかる」「尻の傷まで関係ある」と、要領の得ない答え方をした。そうしたいわけでもないが、そんな職業な~んだ?となぞなぞのような出し惜しみ。昨日、いったい何の仕事なんですか、と強く、唐突にきかれ、そんなにずばりきかれてごまかすことでもないので、性風俗です、と答えると、ややひるんだ表情とともに、なるほど、という何かうがった雰囲気が流れたのでした。

 私がここで、医者に素直に自分の仕事をいわなかったのは、なんとなく、で、いつもどうりにそうしていたのだけれど。私が自分の職業をいう、いわない、という「判断」というのはとてもある。「いう必要がない場合はなるべくいわない」。また、「不動産屋、大家、近所の人には最大限の努力を払い、知られてはならない」は絶対だ。医者に対しては、必要になることが多いので、とてもいいたいのだけれど、やはじめから素直にいえない。いわない、という気持ちをわけると、いわない―3割、いえない―7割、という配分か。

 これは何?

 なぜ、私の中にそういった基準が生まれているのか?

 どのような道筋をたどって、私の経験にそれが結実しているのか?

 風俗の現場で、病気の予防をするしないできない云々にもいくぶんかは関係している。そういった意味でも興味があって、が、「病気の予防ができないから、そのことを問題視したい、注目したい」というよりは、私が経験する小さなことと、どこかで起こっている無数のやりとりには、相似点や類似点があって、「なぜ?」という気持ちが先にきている。それを何かわかろうとしている感じですよ、ずっと。いろんな人が、自分をとりまく世界に対して「?」と感じているお題はたくさんあると思うのですが、私が気にしてることのひとつはそのあたりです。

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