ファイヤー!
のっけからお前こりてないのかと。
まさか。大変こりており。あやうきにちかづかず、ストーブの影を三歩下がってふまず。そんな暮らしぶりです。
そんな折、東京で蟻鱒鳶ルを作っているセルフビルダーの岡さんと、くじらアパートの剛平君がくる。岡さんは東京に住んでいて、普段は蟻鱒鳶ル<つくりで忙しい。貴重な京都の冬休みに、家の点検、修繕にきてくれたのでした。今住んでいる古家は築不詳、本当に古い。風呂があるのだけれど、その風呂釜が、まさに釜。丸いし鉄だ。最初はすっげマジすっげ、とありがたがったが、そりゃあ、薪で焚いていたら具合がよいものだろうに、溜め湯で入ると湯がぬるぬると冷えてゆく。横に薪を入れる穴があるけど、穴があるからといって、そう無造作に突っ込んでいいのやらわからない。
そこで、この頼もしい助っ人が。風呂、たけるんじゃね?というのを見てもらうことに。穴から土を掻きだしたり、煙突を点検して、使える、ということに。マジっすかー?
ものすごい興奮した。カモ・ベビ・ライ・マイ・ファイヤ、とはまさにこのこと。ジムモリソンもよみがえる勢いですよ!田中さん、火、つけたら?と。じゃ、さっそく、新聞紙などをこの穴で燃やしてみるぜ、ベイビ。着火-!
今、よみがえる、古来の大いなる力が-!

うおおおおおお--!
燃えたー!
と、も、セレモニー気分、夢気分でいたら、近所の方々が登場。きな臭い新参者の住人から、きな臭いにおいが漂ってきて、火事じゃないかと集まってこられたのでした。
三十年火が入れられてないのですよ。煙突から火の粉が飛びますし。そんなごくまっとうな意見のあと、「ねえ?」という視線を送られる。ご近所社交プレッシャーには勝てず、風呂釜再生計画は中止と。それでも、2秒くらいは燃え上がってた。「ファ…」、ぐらいは。いつかまたきっと燃やす。そのときは、地獄の業火かウチの風呂か、全世界を焼き尽くす勢いでマイ風呂を焚きたい。

風呂を直す二人。職人てかっこええわー

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